2024.08.01

危機管理

塩害とは?車が受ける被害や原因、リスクなどを詳しく解説

    運送業者やトラックドライバーの場合、長距離運転をしていると海沿いを走行することがあります。また、冬場は雪道の上を長距離運転することも珍しくありません。
     
    海沿いや雪道を運転したあとに気を付けたいのが、「塩害」による車の錆です。車が塩害に遭うと、最悪の場合は車が故障したり、車の寿命が短くなったりします。
     
    この記事では、長距離ドライバーが気を付けたい塩害の症状や原因、対処法について解説していきます。

    目次

    塩害とは塩分によって車が錆びること

    塩害とは車に塩分が付着することで、ボディ等の金属部分が錆びてしまう現象です。
     
    塩害のメカニズムは、以下の通りになります。
     

    1. 1.塩分が車に付着する
    2. 2.金属部分に付着した塩分に直射日光が当たる
    3. 3.塩分が蒸発して車のボディや下回りが錆びる

    塩害の原因

    車が塩害を受ける原因は、海沿いでの運転や台風、融雪剤によるものです。

    海沿いでの運転

    海沿いは風が強く、潮風には多くの塩分が含まれています。そのため、海沿いを運転したり海岸の近くで駐車したりすると、塩害を受けるリスクが高くなります。海から2km以内の距離を運転した場合は、塩害に注意が必要です。

    台風

    台風が発生すると、強風で海水中の塩分が巻き上げられます。塩分が巻き上げられたまま台風が移動することで、塩害が起こるケースもあるのです。

    融雪剤

    冬は道路に撒かれる融雪剤が原因で、車の下回りが錆びることがあります。融雪剤には、塩化カルシウムや塩化ナトリウムなどの、塩化物が含まれている場合があります。塩分入りの融雪剤が撒かれた道路を運転することで、塩害を受けるリスクがあるのです。

    塩害のリスク

    塩害を受けると、車が錆びるのが早くなったり故障の原因になったりします。

    車が錆びるのが早くなる

    通常、車は錆びにくくするために防錆処理がされているため、長い年月がかけて徐々に錆びていきます。しかし、塩分が付着すると錆びるスピードが加速して、短期間で錆びるので注意してください。
     
    防錆処理をしている車でも、小さい傷や隙間に塩分が溜まると錆びが発生しやすく、錆び始めるとあとは広がる一方です。

    故障の原因になる

    錆が進行すると、金属部品が劣化して部品が欠落したり、穴が空いてしまったりする危険性があります。たとえばパーツの破損、またはエンジンルームの故障に繋がって、車の寿命が短くなります。
     
    最悪の場合は故障して、ある日いきなり車が動かなくなるかもしれません。また、運転中に思ったような操作ができず、事故を起こす可能性があるため危険です。

    塩害の対処法

    塩害の対処法はこまめに洗車したり、防錆処理を行ったりすることです。

    こまめに洗車を行う

    車の塩害は、塗装や下回りなどに付着した塩分によって引き起こされます。塩分には金属を腐食させる性質がある為、海沿いでの運転や融雪剤が撒かれた道路を走った後は洗車を行うことで塩分を取り除くことができ、錆の進行を食い止めることができます。

    下回り用の防錆コーティングを施工する

    防錆コーティングを施工することで表面に被膜を形成し、塩分の付着の影響を軽減できます。車の下回りは特に洗車が行き届かないことが多いので防錆コーティングをすることで洗車頻度を減らしたり、美観向上の効果を持ったりもします。

    荷台にも防錆処理をする

    一般的な自動車と違って、トラックの場合は荷台の錆対策も必要です。荷台には、防錆塗装を塗る、もしくは防錆マットを敷くなどして、塩害対策を行いましょう。
     
    海沿いや雪道を頻繁に走行した後は、荷台の錆が進行していないか、業者に状態を確認してもらってください。
     
    トラックが錆びると寿命が短くなり、早めに買い替えなければいけません。仕事としてはコスト的に痛い出費になるので、早めの防錆対策が必要です。

    海沿いや雪道を運転した後はこまめに洗車をする

    海沿いや雪道を運転した後は、こまめに洗車をして車を塩害から守りましょう。塩害防止で洗車を行う場合は、以下のポイントを意識してください。


     

    • ●ボディ全体を水洗いする
    • ●表面に付着している塩分はシャンプーでしっかりと落とす
    • ●タイヤなどの足回り、ボディ下もしっかりと洗車する
    • ●トラックの場合は、荷台の細かい部分も塩を洗い流す
    • ●洗車後は、必ず水分を拭き取る
     
    車のボディはもちろんのこと、タイヤなどの足回りも丁寧に掃除してください。トラックの場合は荷台に塩分が付着しているので、細かいところもしっかりと洗い流してください。

    まとめ

    長距離ドライバーの場合、海沿いや雪道を頻繁に運転した後は、塩害のリスクに気を付けてください。付着した塩分を放置すると、錆の進行が早くなって車の故障に繋がります。
     
    海沿いや雪道を運転する前は、コーティング等の防錆対策をしっかりとする。運転した後はこまめに洗車するなどして、車を塩害から守ってください。

    この記事の執筆者

    中央自動車工業株式会社

    中央自動車工業株式会社は2002年からアルコール検知器「ソシアック」シリーズの製造販売を行っています。飲酒運転撲滅の実現を目指して、アルコール検知器「ソシアック」シリーズをはじめ自動車に関わる業務の効率化、安全管理のお役に立つ情報を発信しています。

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