2022.01.19
飲酒対策
飲酒してないのにアルコールチェッカーが反応?考えられる原因と対策とは
目次
アルコールチェッカーは、お酒を飲んでいなくても反応することがあります。
反応の原因は様々です。
前日のアルコールが残っている場合もありますし、直前に口にした飲食物や薬品や、喫煙の影響ということもあります。
ここでは飲酒していないのにアルコールチェッカーが反応してしまう原因と、アルコールチェッカーを使う前に気を付けるべきポイントをご紹介していきます。
アルコールチェッカーは飲酒以外でも反応することがある
お酒を飲んでいないのにアルコールチェッカーが反応する場合、次のような原因が考えられます。
- ・直前に摂った飲食物
- ・喫煙(たばこ)
- ・口臭ケア用品
- ・ケトン体
- ・前日のアルコール
体調によってアルコールの検出量が変わることもあるため、いつもと同じ行動を取っていたとしてもこれと決めつけずに可能性を考えることが大切です。
それでは、原因を詳しく見ていきましょう。
お酒を飲んでないのにアルコールチェッカーが反応する原因
食べ物・飲み物
以下に示すのはアルコールチェッカーに反応しやすい食べ物や飲み物の一例です。
- ・キムチ
- ・味噌汁
- ・あんぱん
- ・栄養ドリンク
- ・ノンアルコールビール
- ・エナジードリンク など
キムチや味噌に代表される「発酵食品」を食べた直後にはアルコールが検知されることがあります。
ビールやチューハイは、ノンアルコールと表記されていても微量のアルコールが含まれていることが多いです。アルコールチェッカーを使用する直前は摂取しないようにしましょう。
また、この他にもパンなど製造の過程で発酵させる食品や、生産の過程で使用された微量のアルコールが残存している食品に反応するケースがあります。
喫煙
たばこを吸った直後の口腔内には一酸化炭素が残っており、その影響でアルコールチェッカーに反応が出る場合があります。
口腔ケア用品
口腔ケア用品でアルコールチェッカーに反応が出ることがあります。例えば次のようなアイテムです。
- ・歯磨き粉
- ・マウスウォッシュ
- ・ミント系のガム
口腔ケア用品を使った後は、高いアルコールが検知されることもあります。使用後20~30分時間をおき、うがいをしてからチェックすれば正しい結果が出ることがほとんどです。
ケトン体
アルコールチェッカーは、体内のケトン体をアルコールと誤認して反応してしまうことがあります。
ケトン体とは、体内でエネルギー源として利用される物質です。糖質制限をしていたり、個人の体調によって高くなることがあります。
前日のアルコール
「アルコールは寝て起きれば抜ける」と考えている人は多いのではないでしょうか。
実際はアルコールの分解速度には個人差があり、前日の飲酒量や経過時間、体調によって体内にアルコールが残っていることがあります。
飲酒後、アルコールが体から抜ける時間についてはこちらの記事で解説しています。
[飲酒の後の運転は何時間後から可能?体からアルコールが抜ける時間の算出方法を解説]
アルコールチェッカーが反応してしまう場合の対策
ここまで述べた以外にも、アルコールチェッカーが反応する原因は考えられます。
たとえば、ここ数年で多くの人が日常的に使うようになった「アルコール除菌スプレー」も反応することがあります。点鼻薬などの薬剤に含まれる微量のアルコールが反応する場合もあるようです。
原因を特定できた場合もそうでない場合も、アルコールチェッカーが反応してしまう場合は次のことを試してみて下さい。
20~30分時間を置く
アルコールチェッカーが反応する原因が飲食物や口腔ケア用品、喫煙などの場合は、時間を置けば検出されなくなります。
大体のケースにおいて20分置けば十分ですが、万全を期すなら30分置くと安心です。
うがいをする
口腔内のアルコールに反応している場合は、うがいによって原因を解消できます。
時間を置いた上でうがいをしましょう。
センサーモジュールのにおいを取り除く
場合によっては、アルコールチェッカーのセンサーににおいが染みついている可能性もあります。
その場合は、アルコールチェッカーの取扱説明書に基づいてセンサー部分の掃除を行ってください。
アルコールチェッカーが反応する原因は色々考えられる
アルコールチェッカーが反応する原因は、飲食物や口臭ケア用品、喫煙など様々です。
もしお酒を飲んでいないのにアルコールチェッカーが反応してしまう場合は、今回の記事を参考にしてみて下さい。
職業上必要な人向けの対策としては、自前のアルコールチェッカーを用意しておき、公式なチェックの前に自分でもチェックすることをおすすめします。