2022.12.16
運送業界
運送業の繁忙期はいつ?理由と閑散期も解説
目次
運送業界が忙しくなるシーズンは、一年の間で以下になります。
- 年末年始
- 引っ越しシーズン
- 夏季休暇などの長期休暇シーズン
特に忙しいのが年末年始で、11月上旬〜1月上旬までが繁忙期と言って良いでしょう。
この記事では、運送業界の繫忙期と忙しくなる理由について解説していきます。
運送業界の繁忙期は「年末年始」
運送業界が忙しくなる時期は、年末年始です。クリスマス、大晦日、お正月があり、人々の財布のヒモが緩みやすくなります。
配送は宅配便のほかに、店舗に商品を届ける『B to B貨物』があります。
季節商品が店頭に並ぶことを考えると、11月上旬〜1月上旬までが繫忙期シーズンと言って良いでしょう。
【年末年始の主な季節商品】
- クリスマスプレゼント
- クリスマスツリー
- お歳暮
- おせち料理
- 鏡餅・しめ縄
- 年賀状
年賀状を送る量は年々 減少傾向にありますが、それでも配達自体はまだ発生します。また、コンビニやスーパーなどでも年賀状の販売が始まります。
そして、年末年始は食料品の買い溜めが多くなるのも、運送業界が忙しくなる一因です。
運送業界が忙しくなるシーズン
年末年始が最も忙しい季節と言えますが、それ以外にも運送業界が忙しくなるシーズンがあります。
それが、引っ越し・夏季休暇などの長期休暇シーズンです。また、季節によってはプチ繁忙期もあります。
引っ越しシーズン
引っ越しシーズン…主に3月〜4月は引越業界だけでなく、運送業界も忙しいシーズンです。
新生活を始める人達は、お店で色んな生活必需品を購入します。
【主な生活必需品】
- 冷蔵庫、洗濯機、電子レンジなどの家電
- デスク、椅子、ソファー、ベッドなどの家具
- 食器や雑貨
これらの生活必需品は宅配便で家まで届けられるので、運送業界も忙しくなります。
また、荷物が少ない単身者の場合は、引越業者ではなく運送業者を利用して、手軽に引っ越しを済ませるケースがあります。
運送会社によっては、単身者向けにリーズナブルな引っ越しプランを用意している場合もあります。
夏季休暇などの長期休暇シーズン
意外に思われるかもしれませんが、お盆などの夏季休暇シーズンも、運送業界にとっては忙しいです。
【忙しくなる要因】
- お中元(夏季)
- 帰省や旅行をする人が荷物やお土産の配送を希望するため
お中元に関しては、説明しなくても想像で分かっていただけると思います。
荷物やお土産の配送は、お盆やゴールデンウィークなどの長期休暇シーズンに発生します。
帰省で荷物が多いと運送業者に配送を頼んだり、旅先で購入したお土産などを家まで届けてもらったりするパターンです。
プチ繁忙期もある
例えば、母の日や父の日など、実家の両親にプレゼントを送る場合です。大多数の人は、プレゼントを購入して宅配便で送ります。
「とても忙しい…。」というわけではなく日数も限られるので、プチ繫忙期と言って良いでしょう。
また、海開きシーズンやスキー・スノーボードシーズンなどは、地域によっては運送業者も忙しくなります。
人の流れも多く荷物の移動も多くなるため、運送業者の仕事も増えやすいです。
事前に繁忙を予想できないケースも
事前に繁忙を予想できないケースがあります。それが、以下のようなパターンです。
- コロナなどのイレギュラー
- 人気商品の販売日
コロナなどのイレギュラー
新型コロナウイルスの流行で、2020年は外出規制がかけられました。その影響で、ネット通販で買い物をする人がかなり増加しました。
そのため宅配業者にとっては、予想できない繫忙シーズンだったと言えます。
その一方、店舗に商品を配送するB to B貨物の業者にとっては、閑散期だったと言えるでしょう。
人気商品の販売日
人気商品の販売日なども、予想できないプチ繫忙期と言って良いかもしれません。今では店舗に行かなくてもネットで商品を購入できるため、人気商品が発売されると少し忙しくなるでしょう。
例えば新型のiPhoneや、Play StationやNintendo Switchなどのゲーム機…これらの人気商品が発売されると、運送業者も忙しくなるかもしれません。
繫忙期は事前のスケジュール管理を
前述のようなイレギュラーがない場合、基本的には繫忙期の後に閑散期へと突入します。
繁忙期は本当に忙しいため、閑散期になると一息つけるドライバーも多いのではないでしょうか。
前述のようなコロナウイルスの流行を除いて、繫忙期のほとんどが一定のシーズンや特定の日の期間限定です。
カレンダーやスケジュールを確認しておくことで、繁忙期の忙しさも予測できます。
事前に予測し準備しておくことで、忙しさにイライラしたり焦ったりせずに仕事をすることができるでしょう。