2026.07.08

飲酒対策

アルコールチェック記録の保存期間は何年?保存方法や違反時の罰則を解説

    一定台数以上の白色ナンバー車を使用する企業・事業所に義務化されたアルコールチェックの内容は、適切に記録し、保存しなければなりません。しかし、その記録をいつまでの期間、どのように保存するべきなのか、気になっている担当者の方もいるのではないでしょうか。

    この記事では、アルコールチェック記録簿の保存期間と保存方法のほか、違反時の罰則などについて解説します。

    目次

    アルコールチェック記録の保存期間は1年

    アルコールチェック記録の保存期間は、最低でも1年間です。これは、道路交通法施行規則第9条の10「安全運転管理者の業務」において明確に定められています。

    なお、1年間という保存期間の起点となるのは、アルコールチェックの記録をまとめた「記録簿」の作成日というのが一般的です。また、アルコールチェック記録の保存方法に法的な規定はありません。

    アルコールチェック記録の保存方法

    アルコールチェック記録の保存に明確な決まりはないため、いくつかの方法で保存することができます。ここでは、アルコールチェック記録の保存方法について解説します。

    紙で保存する方法

    アルコールチェック記録を紙で保存し、運用する方法がまず挙げられるでしょう。紙はPCのスキルなども必要なく、誰でも簡単に記録できるメリットがあります。ただし、1年間分の記録簿を保存する場所を必要としたり、汚損や紛失のリスクがあったりするので注意が必要です。

    Excelで保存する方法

    アルコールチェック記録は、Excelで保存する方法もあります。Excelは誰にとっても操作しやすいソフトであり、国土交通省の「アルコール検査記録簿」を使えばテンプレートを作成する必要もありません。

    ■国土交通省のアルコール検査記録簿(抜粋)


    しかし、Excelデータは誤って削除したり改ざんされたりするリスクがあるため、バックアップを保存する、PDFで保存し直すなどの手間がかかるデメリットもあります。

    クラウドシステムで保存する方法

    企業や事業所にとっては、アルコールチェック記録をクラウドシステムで保存する方法が最もおすすめといえるでしょう。これはアルコールチェッカーで測定した結果を、自動的にクラウドで保存する仕組みだからです。

    アルコールチェッカーとクラウドシステムを連携させれば、顔認証によるなりすましを防止したり、企業・事業所に応じた運用をしたりすることも可能となっています。

    アルコールチェック記録保存の違反に対する罰則

    アルコールチェックの記録を1年のあいだ適切に保存しなかったり、記録内容を改ざんしたりしても、それに対する罰則は存在しません。しかし、従業員のアルコールチェックなどを管理する安全運転管理者に関しては、都道府県公安委員会から解任を命じられたのに、企業・事業所がそれに従わない「解任命令違反」などがあった場合、50万円以下の罰金が科される可能性もあるでしょう。

    なお、適切なアルコールチェックが行われず、結果として社会問題となった場合は、企業や従業員の責任が追及されることも考えられます。業界は異なるものの、日本航空の社内規定に反して飲酒し、なおかつアルコールチェックの記録を複数回改ざんしていた国際線機長は懲戒解雇処分となり、経営層も減給処分となっています。

    アルコールチェック記録保存時の注意点

    アルコールチェック記録を保存する際には、いくつか気をつけたいポイントがあります。ここでは、アルコールチェック記録保存時の注意点について解説します。

    記録すべき項目を必ず保存する

    アルコールチェック記録に関して、決められた記録項目を必ず保存するように注意しましょう。記録すべき項目は、下記のとおりです。

    <アルコールチェック記録簿で記録すべき項目>

    • ・確認者の氏名
    • ・運転者の氏名
    • ・運転者の業務に係る自動車の自動車登録番号又は識別できる記号、番号等
    • ・確認の日時
    • ・確認の方法(対面でない場合は具体的方法等)
    • ・運転者の酒気帯びの有無
    • ・指示事項
    • ・その他必要な事項

    出典:警察庁「アルコール検知器を用いた酒気帯び確認等に係るQ&A

    バックアップを確保する

    バックアップを確保することは、アルコールチェック記録の保存時における注意点です。紙であってもデータであっても、原本や元データが失われる可能性はゼロではないからです。ただ、紙の場合はさらに場所を要するため、データ保存を前提に、バックアップを取りましょう。

    改ざんに注意する

    アルコールチェック記録を保存する際には、改ざんに注意する必要があることも忘れてはいけません。改ざん防止の観点から、測定データを書き換えできないようになっているクラウドシステムを選びたいところです。

    事故や監査にも対応できるようにする

    事故や監査にも対応できるようにするのは、アルコールチェック記録保存の際に注意したい点です。万が一、従業員の飲酒運転による事故が起きたり、監査があったりした場合は、アルコールチェック記録を適切に保存しているかどうかが重要になるでしょう。

    まとめ:アルコールチェック記録は1年間、確実に保存しよう

    企業や事業所が行ったアルコールチェックの記録は、事故発生や監査に備えて1年間必ず保存する必要があります。業務用アルコールチェッカーを選ぶ際には、クラウドシステムと連動し、使い勝手が高いメーカーの製品を選びたいところです。

    当社が取り扱うアルコール検知器「ソシアック」は、J-BAC(アルコール検知器協議会)の認定合格証を取得済です。また、触媒量が多くセンサー面積が大きい「ハイグレード電気化学式センサー」を採用しており、0.01mg/L単位の高精度でのアルコール検知や長寿命を実現しています。

    さらに、Bluetooth搭載の「ソシアック・ネオ」と「ネオブルー」は多数のクラウド管理サービスと連携しており、企業の課題に合わせたご提案が可能です。

    安心安全な企業活動維持のため、アルコールチェッカーに高い精度をお求めの場合は、ぜひ「ソシアック」公式サイトをご覧ください。

    ソシアック公式HP: https://www.sociac.jp/

    この記事の執筆者

    中央自動車工業株式会社

    中央自動車工業株式会社は2002年からアルコール検知器「ソシアック」シリーズの製造販売を行っています。飲酒運転撲滅の実現を目指して、アルコール検知器「ソシアック」シリーズをはじめ自動車に関わる業務の効率化、安全管理のお役に立つ情報を発信しています。

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