2024.12.26

飲酒対策

養命酒と飲酒運転|養命酒のアルコールが抜ける時間は?

養命酒と聞くと「健康に良い飲み物」と、漠然と思い浮かべる人は多いと思います。
 
また「名前に〝酒〟と入っているだけに、養命酒を飲んで車を運転すると飲酒運転になるのでは?」と、考えたことのある人もいるのではないでしょうか?
 
はたして、養命酒を飲んで車を運転すると飲酒運転になるのか?この記事では、養命酒と飲酒運転について、また養命酒のアルコールが抜ける時間について解説していきます。

目次

養命酒とは?

養命酒の正式名称は「薬用養命酒」で、第2類医薬品に分類される「薬用酒」です。
 
お酒を使って生薬成分を抽出することで、胃腸に働きかけやすく、血行を促しやすいと言われています。また、様々な役割を持つ生薬を組み合わせることで、肉体疲労や冷え症、胃腸の不調に効果的とされています。

養命酒と飲酒運転について

養命酒製造株式会社の公式サイトでは、養命酒と飲酒運転について次のように記されています。
 

薬用養命酒Q&A(養命酒はお酒なの?)
 
「薬用養命酒」は医薬品ですが、アルコール分が14%含まれています。
飲酒運転は法律で禁じられていますので、運転前の服用はお控えください。
 
参考:薬用養命酒はお酒なの?
 
アルコール分とアルコール度数は、同じだと思ってもらってかまいません。
 
ちなみに、日本酒や赤ワインのアルコール度数は15%前後です。養命酒は、多量に飲むものではありません。しかし「日本酒や赤ワインを飲んで車を運転する」と置き換えると、養命酒を飲んだら飲酒運転になるというのは伝わるでしょう。

養命酒のアルコールが抜ける時間は?

養命酒のアルコールが抜ける時間は、正確には判明しておりません。そのため、ほかのお酒のアルコールが抜けるまでの時間と比較しながら考察していきます。
 
お酒の種類ごとによる、アルコールが体外に排出されるまでの時間は、次の表が目安です。

(体重60kgの方を基準にした数字)

酒の種類 飲酒量 アルコール分 抜けるまでの時間
ビール 缶1本(500ml) 5% 約4時間
焼酎 ロック、グラス1杯(150ml) 20% 約4時間
日本酒 1合(180ml) 15% 約4時間
ワイン グラス1杯(100ml) 15% 約2時間
ウイスキー ロック、グラス1杯(150ml) 40% 約8時間
※アルコールが抜けるまでの時間には個人差があります。
 
養命酒は、日本酒や赤ワインと同等のアルコール度数ですが、1回に飲む量は20mlです。この表を参考にすると、養命酒を飲んでからアルコールが抜けるまでの時間は、約30分と推測できます。
 
とはいえ、アルコールが抜けるまでの時間は個人差があります。養命酒を飲んだ後は、30分〜1時間ほどは車を運転しない方が良いでしょう。
 
アルコールが抜けるまでの時間は、こちらの記事でも詳しく解説しています。
「寝たら抜ける」は本当? アルコールが抜けるまでの時間の真偽 | SAFETY LIFE MEDIA | アルコール検知器(アルコールチェッカー)ソシアック | 中央自動車工業株式会社

養命酒以外にもアルコールが含まれている飲食物

養命酒以外にも、アルコールが含まれている飲食物は存在します。たとえば甘酒、ウィスキーボンボンのようなアルコール入りのチョコレートなどです。
 
基本的にこれらの飲食物は、少々摂取しただけで飲酒運転になることは、まずありません。
 
とはいえ、アルコールに対する強さは個人差があります。少量のアルコールでも体内に摂取すると、飲酒運転の基準値までいかなくても、注意力が散漫したりハンドル操作が鈍ったりすることはあります。
 
また、甘酒やウィスキーボンボンを飲んだり食べたりした直後は、アルコールチェッカーが反応するかもしれません。
 
お酒に弱い人や職業ドライバーの場合、運転する前はこれらの飲食物を摂取するのは控えた方が良いでしょう。

まとめ

養命酒には14%のアルコール分が含まれているため、車を運転する前の服用はやめてください。これは、日本酒や赤ワインと同等のアルコール分です。
 
養命酒のアルコールが抜ける時間について考察にはなりますが、1回に飲む量は20ml程度なので、30分〜1時間もすればアルコールが抜けると思います。

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