2025.06.02

運送業界

運転記録証明書|どこで申請するのか?運転記録証明書の活用方法を解説

    安全運転の履歴を証明する「運転記録証明書」は、ドライバーの過去の運転状況を客観的に示す重要な書類です。
     
    企業の安全運転管理や個人タクシー免許の取得・更新、優良運転者であることの証明など、幅広い場面で活用されています。
     
    また、運転記録証明書を適切に活用することで、安全で信頼性の高い、職場の運転環境を整えることが可能です。
     
    今回の記事では、運転記録証明書の取得方法や活用方法について解説していきます。

    目次

    運転記録証明書とは?

    画像出典元:運転経歴に係る証明書|自動車安全運転センター
     
    運転記録証明書は、過去の交通違反や事故、運転免許の行政処分の履歴を証明する公的な書類です。自動車安全運転センター(道路交通法第10条の33)が発行し、1年・3年・5年の期間を選んで取得できます。
     
    バスやタクシーの運転手の就職時や、優良運転者の表彰、個人タクシー免許の申請などに活用されます。
     
    申請は郵便局、インターネットを通じて可能で、手数料は1通670円です。発行には1〜2週間ほど時間がかかり、代理申請も認められています。

    運転記録証明書の活用方法

    運転記録証明書の活用方法は、次の3つです。
     

    • ・安全運転管理に役立つ
    • ・安全運転管理者の届出に必要
    • ・個人タクシー免許の申請や更新に必要

    安全運転管理に役立つ

    運転記録証明書は、安全運転管理において役立ちます。企業や団体は、従業員の運転履歴を確認することで、交通事故や違反のリスクを把握し、適切な指導を行うことが可能です。
     
    また、自動車安全運転センターが運転記録証明書を活用して、一定の成果を上げた事業所を表彰する「優秀安全運転事業所表彰制度」があります。事業所の優良運転者を表彰することで、安全運転意識を高めることができます。
     
    出典:運転記録証明書の活用効果|自動車安全運転センター
     
    これにより、組織全体の交通安全対策が強化され、より安全な運転環境の構築につながります。

    安全運転管理者の届出に必要

    運転記録証明書は、安全運転管理者の届出時に必要な書類の1つです。企業や団体が一定台数以上の車両を保有する場合は、安全運転管理者を選任して、公安委員会へ届出を行う義務があります。
     
    その際、候補者の運転履歴を確認するために、運転記録証明書の提出が求められます。これにより、過去の違反や事故歴を把握し、適切な人材を選任することが可能です。
     
    関連記事:安全運転管理者とは?選任、届出、講習、副安全運転管理者など概要を簡潔に解説 | SAFETY LIFE MEDIA

    個人タクシー免許の申請や更新に必要

    運転記録証明書は、個人タクシー免許の申請や更新時に提出が必要です。ドライバーの安全性と信頼性を評価するため、運転記録証明書で過去の違反や事故歴を確認します。
     
    またタクシー会社によっては、採用時に運転記録証明書の提出を求められる場合があります。

    運転記録証明書の申請方法|どこで申請するのか?

    【画像例:運転記録証明書の申請用紙】

    画像出典元:申請方法|自動車安全運転センター
     
    運転記録証明書の申請は、自動車安全運転センターや郵便局で申請するか、アプリからインターネットで申請する方法があります。

    自動車安全運転センターや郵便局での申請

    自動車安全運転センターや郵便局で申請する場合、申込用紙を入手します。申込用紙は警察署、交番、駐在所、各都道府県の自動車安全運転センター事務所で入手可能です。
     
    申込用紙に必要事項を記入したら、自動車安全運転センター事務所の窓口か、ゆうちょ銀行・郵便局の窓口で申請を行ってください。
     
    運転記録証明書の申請には、1通あたり670円の交付手数料が必要です。ゆうちょ銀行・郵便局の払込で申し込む場合は、払込手数料が別途かかります。

    アプリからインターネットでの申請

    運転記録証明書の申請は、専用アプリをインストールして、インターネットから申請することが可能です。専用アプリは、自動車安全運転センターの公式サイトからインストールできます。
     
    アプリをインストールしたら、次の手順で申請から入金まで行ってください。
     

    1. 1.アプリを起動する
    2. 2.メールアドレスを登録して確認メールを受信する
    3. 3.運転免許証に設定した暗証番号(PIN1)を入力し、運転免許証のICチップを読み取る
    4. 4.読み取った内容を確認し、申請する証明書の数と申請者情報を入力して送信する
    5. 5.登録したメールアドレスに「お支払い案内」のメールが届く
    6. 6.メールに記載された案内リンクから支払い方法を確認して、入金手続きを行う
     
    交付手数料は、自動車安全運転センターや郵便局での申請と一緒で、1通につき670円です。入金は銀行のATMやインターネットバンキング、コンビニエンスストアで手続きできます。
     
    領収書の発行はコンビニエンスストアでの支払いに限るため、必要な場合はコンビニエンスストアでの支払いを選択しましょう。
     
    参考:交通事故証明書の申請方法など |自動車安全運転センター

    運転記録証明書は申請したら即日受け取れる?

    運転記録証明書は、申請したら即日受け取れるわけではありません。申請したら運転記録証明書が届くのに、だいたい1〜2週間ほどかかります。自動車安全運転センター事務所の窓口で申請した場合も、即日の受け取りは不可能です。
     
    自動車安全運転センター事務所の窓口で運転記録証明書を受け取る場合は、申請してから1週間ほど時間がかかります。郵送で受け取る場合は、10日~2週間ほどの時間が必要です。

    まとめ

    運転記録証明書は、ドライバーの過去の運転状況を客観的に見ることができ、企業の安全運転管理に役立ちます。
     
    道路交通法施行規則第9条の10には「過去2年間に一定の違反がないこと」が求められており、その確認手段として運転記録証明書の提出が通例とされていますが、法令で「必須」と明文化されているわけではありません。
     
    また、タクシー免許の取得・更新時に必要な書類ですが、一部タクシー会社では従業員に対して、運転記録証明書の提出を義務付けている場合があります。

    この記事の執筆者

    中央自動車工業株式会社

    中央自動車工業株式会社は2002年からアルコール検知器「ソシアック」シリーズの製造販売を行っています。飲酒運転撲滅の実現を目指して、アルコール検知器「ソシアック」シリーズをはじめ自動車に関わる業務の効率化、安全管理のお役に立つ情報を発信しています。

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