株式会社エフエム大阪
音楽で飲酒運転根絶を訴える
プロジェクトで、ソシアックを活用。
FM電波の特性を生かした音楽放送が人気の株式会社エフエム大阪様では、
2007年に「SDD (STOP! DRUNK DRIVING PROJECT)」を立ち上げました。
音楽を通して、飲酒運転根絶を目指した活動を展開中です。
メディアとしてどう社会貢献できるか、その答えがSDD。
関西初の民間FM放送局として、1970年に開局したFM大阪。全国38局をネットワークするJFN(ジャパン・エフエム・ネットワーク)加盟社の準キー局です。このFM大阪が飲酒運転による重大事故根絶のためのプロジェクトを立ち上げたのは2007年。2006年8月に起きた福岡での大事故がきっかけでした。
「FM電波の特性を活かして、どんな社会貢献ができるだろうか、と考えていた最中、飲酒運転により3人の幼い命が奪われるあの悲劇が起きました。そこで我々が考えたのは、メディアとして音楽を通じて、飲酒運転根絶を人の心に直接訴えかけることができるはずだ、ということでした。そして立ち上げたプロジェクトが「SDD (STOP! DRUNK DRIVING PROJECT)」です」。と語るのは、同社営業局の藤原康輔さん。SDDルームのプロデューサーでもあります。「お酒は楽しく、ルールを守って!そして、飲んだ時はハンドルを握らずに公共の交通機関 で帰ろう、ということで、阪急電鉄と阪神電気鉄道のコアパートナーを得て、プロジェクトが動き始めました」。
リスナープレゼントやイベントでソシアックを効果的に活用
SDDプロジェクトには多くの企業が趣旨に賛同しパートナーシップを結んでいますが、飲酒運転撲滅に直結するグッズであるソシアックを開発した中央自動車工業もそのひとつです。「ソシアックを番組でのリスナープレゼントにしたり、イベント会場で実際にみなさんの前で使ったり、ゴルフコンペでのノベルティとしても活用させていただいています。正確に手軽にアルコール濃度をチェックできる測定器ということで、たいへん好評ですね。アルコールが検知されたら、ハンドルを握らない、わかりやすいんだと思います。飲酒運転の防止に直接的に役立つソシアックを紹介することで、啓蒙活動にもつながっていると思います」と藤原プロデューサーは語ります。藤原プロデューサー自身もソシアックを携帯し、飲み過ぎを自重するなど健康管理に役立てているそうです。
SDD基金も設立。息の長いCSR活動を続けていく。
SDDプロジェクトの活動は、音楽を軸に多岐にわたっています。特別番組の放送や啓蒙イベントの開催、またレギュラー番組でDJやアーティストのメッセージを紹介したり、同社の有志が街頭で「SDD」ステッカーを配るなど、草の根的な活動も行っています。そして最大のイベントが、プロジェクトに賛同したアーティストによる、1万人参加のライブ「LIVE SDD」。ライブの参加料2000円は、全額財団法人交通遺児育成基金に寄付されます。「2008年2月に開催した「LIVE SDD 2008」では、2000万円の募金を寄付できました。同時に財団と相談し、半分の1000万円を使って『SDD基金』を創設することもできたんです」と藤原プロデューサー。基金の設立はすなわち、プロジェクトを末永く継続していく意思表明でもあります。
「実は、中央自動車工業さんを紹介してくださったのも、同財団の専務理事でした。SDDもソシアックも、飲酒運転根絶をドライバー一人ひとりに訴えかけるダイレクトなメッセージだと思います」。